Project Overview
今回は、グループワークで取り組んだ課題を紹介します。私が所属したチームメンバーの大半は、インド出身だったため、インドが抱える社会問題を解決することをテーマにしました。そして、グループで決めたテーマが、農民に向けたアプリ開発でした。アプリの名前は、「Kisan」と言い、ヒンディー語で「農民」という意味になります。
4人のデザイナーと4人のデベロッパーと協業する中で、私は農家が例えアプリを使い慣れていなかったとしても、一眼見ただけで、彼らが操作したいことを簡単に操作でき、彼ら各々が持つ目的を最短で果たすことできるユーザー体験(UX)の設計を担当し、Figmaを用いて提案を行いました。本デザインシステムは、ペルソナ、ユーザージャーニーマップ、UI Kitの作成、農家が必要とする機能のブレインストーミング、そして、ユーザーテストを経て、最終的にユーザー体験(UX)を施していきました。
Problem statement
Kisanでは、インドの農場市場が抱える問題を解決することを前提としてプロジェクトが進められました。具体的な課題は2つありました。
1つは、機会の不平等です。インドは、シーズン当たりの収穫量を予測し、それに基づいて収穫することができるアプリがあります。そのアプリは政府が開発したもので、インドは、8つのUnion Territoriesと28個のStatesがあります。しかし、そのアプリを使うことができるのは、わずか2つの州に住む農家のみです。それ以外の農家は、政府が開発したアプリを使うことができず、その結果、機会の不均衡化が生まれています。Kisanというアプリを作ることで、この機会不均衡を解消することができます。
もう1つは、農家の利益を最大化することです。インドでは、こうした機会不均衡の影響もあり、1年でどのくらい収穫でき、また、どのくらいの価格で売れば、最も利益を上げることができるか、ということを予測することが難しくなっています。特に、中期・長期的な天候の予測が難しいため、モンスーンの影響で、栽培していたものが収穫できず、それまでの労力が無駄になることもあります。そうしたことに加え、いくらで売ればいいかの予測が難しいため、農家と市場を仲介するブローカーの言い値で売らざるを得なくなり、その結果、農家が受け取る収入が限られてしまいます。Kisanを使うことで、中期・長期的な天候の予測が分かるようになり、その結果、ブローカーを仲介することなく、アプリの情報を元に、適切な生産量と収入の増加を見込むことができます。
Persona
Customer Jounery Map
Sitemap
UI Kit
最も頻繁に確認される「明日の適正価格」と「気象アラート」を
文章を読まずに操作できるよう、
ブローカーを介さない直接取引までをわずか2ステップで実行できるシンプルなタスクフローを構築。